便の太さを決めるのは「便の硬さ」と「肛門の広がりやすさ」です。一般的に硬い便は太くなり、軟らかい便は細くなる性質があります。

したがって、多くは食生活や生活習慣、ダイエットなどにより便が柔らかくなることによる症状がほとんどです。しかし、便が細い原因で最もこわい病気に大腸癌があります。また、痔瘻、肛門手術後の狭窄で肛門が狭く広がりにくくなっても、便は細くなります。

便に鮮やかな赤い血が混じる場合
直腸または、肛門に近い部位に異常があることが多いです。
痔核や、裂肛もそのひとつであり痛みを伴うこともあります。また、大腸癌や大腸ポリープ、大腸憩室症、炎症性腸炎でも血便を認めることがあります。

黒い便が出る場合
胃・小腸など、肛門から遠い部位からの出血では、黒い便がでます。

肛門痛は大きく分けると、以下の2つにわけられます。
肛門に病気を認める症候性肛門痛と、明らかな病気がない無症候性肛門痛にわけられます。
症候性肛門痛の原因となるものは痔核・裂肛・肛門周囲膿瘍・肛門癌などがあリます。
もっとも多い痔核（いぼ痔）は、過度の便秘や下痢などで悪化します。